スポーツとは   

 スポーツとは、何かについて論じている本を見つけた。

 ジョン・クラカワー(1997)『空へ ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』文藝春秋

 ガイドがエヴェレスト登頂を請け負う登山である。参加した登山家が、日本人の女性登山家も含む何人かの遭難のドキュメンタリーである。

 ガイドは、参加するメンバーを数ヶ月かけて自分に従順になり積極的にならないように訓練するそうである。ガイドの絶対的支配の元に登頂を請け負うという。

 しかし、7500mを超える山中では、どんなに優れたガイドと言えども、無力になることもある。そんなとき、顧客として参加したメンバーの従順さが裏目に出てしまう。その遭難の時は、そうだったと言う。自立して判断ができない状態であったという。

 こうしたガイド登山は、もはやスポーツでは無いとクラカワーは、主張する。


 登山は、自主的判断や自己決定が重要である。

 私も、ある山岳会に参加している。ただ入会した時から何か違和感を感じていた。ただ、岩登りとか雪山登山の技術を学びたくて、訓練のために参加していた。

 その違和感は、集団で行くので、いつしか自分の判断力が失われて、ついて行くだけになってしまうということである。そのようにならないように、してけばいいという話でもあるけれど、そうは思っていても、次第に自助努力が薄れてきてしまう。

 一人で山に登っていた頃の、自然に対する臆病までの敏感さが弱くなるのと逆に、仲間の気配に敏感になっている自分がいる。

 だから、スポーツとして登山をするには、自立が大切であると思う。それを実行に移していきたい。
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by yosinasi06 | 2008-08-05 19:25 |

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