忘れ物   

 昨日、夕刻、首都圏から帰ってきた。

 車付きの鞄とそれに喪服の入ったガーメント。それで行けばよかったのに、駅ビルで買い物をしてしまった。お茶葉っぱを買ったときに、この駅ビルで買った他のものも大きな紙袋にまとめていれてもらった。だから都合、鞄と、ガーメントとこの紙袋の三つが私の持ち物である。

地下鉄が来るまでベンチで待っていた。その時に気持ちが飛んでしまったのである。

電車がホームに入ってきたとき、鞄と紙袋を手に持って列車に乗ってしまったのである。


その時には、あのガーメントのことなどすっかり忘れてしまっていた。


目的の駅について列車を降りた時には、何かが足りないことに気がついた。

いったいどこで忘れたのであろうか。気が動転していてまったく見当が付かない状態である。


ともかく、最寄りの駅に戻るよりほかない。まずお茶をかった地下街の店に行く。「無い」という返事であった。それでここの商店街の受付に問い合わせる。何も届いていないとのこと。

落とし物届けの用紙に記入する。

それではどこへ、他の買い物をしたところも一応言ってみる。でもだめ。


次は、地下鉄の駅員さんに問い合わせるか届けをだすよりほかない。

どこか、列車の中か、それともホームか。そんなことを尋ねられる。

そうだ、列車に乗る前にベンチに座ったのだから、まずそこを確かめようと、行ってみることにした。

 有った。衣類のガーメントがベンチの下に置いてあった。だれもこれに手をだしていないようだ。助かった。駅員さんに知らせる。何度もお礼を言って、また列車に乗った。

 とんだ時間をくってしまった。あのままタクシーでくればよかったのかもしれない。


 気持ちがどこかに飛んでいた。これは確かである。とにかく助かった。
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by yosinasi06 | 2008-07-14 18:50 | よしなし

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