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うどんつながり   

 讃岐うどんを取り上げた映画「UDON」のDVDが出た。それを借りて観た。
 讃岐うどんブームを柱とした映画であった。映画としては、印象に乏しい作品であったような感じがした。ブームの切っ掛けとなった香川のタウン誌が元になっているのであれば、あの掛け合い漫才、笑いを含んだあの麺通団の仲間のやり取りをもっと映像で表現して欲しかった。

 それは、それとして、この映画を見終わったら、讃岐うどんが食べたくなった。
 この街に数少ない店の一つに昼出かけてみた。少し儲け主義が気に掛かって、余り食べに行くことがなかったが、麺は讃岐のものに近い。現地から取り寄せているとのことである。食べたのは、ひやあつのうどんと半熟卵天ぷらとの海苔の天ぷらである。
 しばらく来ない間に変わった点は、讃岐うどん一本でなく、名古屋の味噌煮込みうどんがメニューに入っていたことである。讃岐うどんだけでは、商売として成り立たないのか。知らないお客には、どれが讃岐かどうかわからないかもしれないけれど。
 この街は、麺と言うと、日本蕎麦かラーメン、スパゲッティなどである。
 讃岐うどんブームで、2,3軒その手の店ができたが、他の麺の店の数に比べれば微々たるものである。
 地域の食文化の違いである。香川県にはうどんの店が700軒もあると言う。それに並ぶものは、日本蕎麦かラーメン店である。
 最近も日本蕎麦の開店があちらこちらで目にする。それほどにこちらは蕎麦派である。

 UDONの映画のシーンで語られていた「ソウルフード」としてその土地土地でさまざまなものがあるのであろう。そうした好みの違いは、それ自体存在価値がある。

うどんを食べに、また讃岐に行かなければならないということである。
 

by yosinasi06 | 2007-03-17 21:58 | 料理

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